じぶん列車~小さな車窓から見えるもの~

日々感じたことを、感じたままに書きとめる。目的地は決めず、その時々の景色や出会いを味わいます。

兵庫県知事選、斎藤氏が再選 ― 民意とは何かを問う

あれほど連日のように批判にさらされ、「冷静沈着」を通り越して「心無い」などと

揶揄されていた斎藤氏が、出直し選挙で再選を果たした。

厳しいコメントをしていた評論家も手の平返しで、お詫びとお祝いの言葉。


風向きが変わったのは、いったいいつだったのだろうか。

 

SNSの影響力が大きかったと語られているが、「これが民意」と言われると、正直なところ胸の内に違和感が残る。


イメージは、いつだって都合よく作られ、そして巧みに誘導されていく。
報道する側も、ニュースを受け取る側も、知らず知らずのうちに時間と思考を浪費してはいないだろうか。

 

では、真実にどうやってたどり着けるのだろう。
現場にいなければ、本当の姿など分かるはずもない。

それなのに、私たちはいつも「これが事実」と与えられた情報に洗脳されてないか。

 

今、切実に望むことがある。それは、視聴率や話題性、人気取りに左右されない、

誠実なメディアの存在だ。


報道のあり方も、私たちの情報の受け取り方も、大きな変化を求められているように思う。

イメージや憶測ではなく、本質を見つめる視点を――。
それを持つことこそ、自身を守る一歩だと信じている。

無責任な報道には、もうこりごり