じぶん列車~小さな車窓から見えるもの~

産業カウンセラー。日々感じたことを、感じたままに書きとめる。目的地は決めず、その時々の関心事、景色や出会いを味わいます。

ことばは「声」よりも先に「こころ」で育つ~乳幼児期の言葉の発達~

先日、言語聴覚士の先生から「乳幼児期の言葉の発達」についてお話を伺う機会がありました。

すっかりオトナになってしまった今、乳幼児期を振り返ることは、まずなかっただけに、とても興味深いお話でした👂

赤ちゃんは、生後3ヵ月位から、自分が発声したときに養育者からすぐに応答されることを望んでいるそうです

(⋈◍>◡<◍)。✧♡

かわいい( *´艸`) かまってちゃんモードが発動しているんですね!

たとえば、ある実験で、赤ちゃんの発声にすぐ反応した場合と、少し時間を置いて反応した場合を比較したところ、すぐに反応された赤ちゃんの方が、

声を出す回数が増加したという結果が得られました👀

<実験場面>赤ちゃんが声を出したら即座に声掛けをする

<コントロール場面>実験者の合図に従い声掛けをする

筆者自身が赤ちゃんだった時に、母や父がすぐ応答してくれていたかは、もちろん、わかりませんが😅

こ、こ、これって乳幼児の言葉の発達においてかなり重要なことではないでしょうか。

忙しい家事や仕事をこなす中で、赤ちゃんの発声にすぐの応答が難しい、大変なご家庭もあるはず!?

こんなところにも社会的支援が必要なのかもしれない🧐

もしくは、赤ちゃんの声に、自動で反応するロボ(育成サポートグッズ)の開発!?

赤ちゃんは漫才師気分で、「こっちは、ボケてるんだから、ちゃんとツッコミ入れてね!と、思っているのかしら!?(笑)。

ふと思い出したのは、昔友人が赤ちゃんをあやしていた場面。

赤ちゃんが「アー」と言った瞬間、友人は嬉しそうに顔を近づけて、

「あらぁ🎵今しゃべったよね〜!」と即レス😊💕

その赤ちゃんも嬉しそうな笑顔を見せていたのが印象的でした✨

また、赤ちゃんに話しかける際に、ただ声をかけるだけでなく、抱っこや撫でるなどの触れ合いを加えると、赤ちゃんは「この人は特別な人だ」と感じやすくなるそうです。

それが信頼や安心感、つまり「愛着(アタッチメント)」へとつながっていくと言われています。

ここで、「マザリーズ」という面白いキーワード✨

赤ちゃんに話しかけるときに声が高くなったり、「〜でちゅねぇ」「そうでちゅか」「よちよち〜」などの赤ちゃん言葉を使うことがありますよね👶

誰に教えてもらったわけでもなく、自然とこちら側も赤ちゃん言葉になってしまいますが、この話し方は、赤ちゃんが言葉のリズムや抑揺を学ぶ助けになるそうです👀

さらに、生後半年ほどになると赤ちゃんはオトナの表情の違いを見分けられるようになります✨

笑っているかどうか、楽しそうに話しかけているか、赤ちゃんはしっかりと感じ取っているんですね😋

ちなみに、Kaplanら(2001年)の研究によると、産後うつ傾向のある母親が赤ちゃんに話しかける際、通常の「マザリーズ」と比べて、声のトーンや感情表現が平坦になることが指摘されています😰

この変化は赤ちゃんの注意や学習能力に影響を与える可能性もあり、母親の産後うつが赤ちゃんとの相互作用に与える影響を示す重要な研究として紹介されています🧐

ことばは「声」よりも先に「こころ」で育つ🍀

赤ちゃんがはじめて言葉を発する瞬間は、ただ音を真似しただけの出来事ではなく、毎日の温かいコミュニケーションの積み重ねの中で生まれていると感じました😊

うまく言葉にできない時期でも、「わかってくれている」と感じる体験が、赤ちゃんの中に「ことばの種」を植えていくのだと思います。

日本の、いや世界の宝、大谷翔平選手⚾&真美子夫人🏀

第一子誕生、おめでとうございます👏

試合で忙しいので、赤ちゃんのそばにいられる時間は限られるかもしれませんが、大谷パパのマザリーズのような話し方、ちょっと聞いてみたいですね(笑)。