じぶん列車~小さな車窓から見えるもの~

産業カウンセラー。日々感じたことを、感じたままに書きとめる。目的地は決めず、その時々の関心事、景色や出会いを味わいます。

実際どうなの?”フレキシブル・オフィス”の理想と現実

”フレキシブル・オフィス”という言葉を聞いたことがありますか?

業務の内容に応じて働く場所を自分で選べるオフィスのことです☝

たとえば・・・

・静かに集中したい時は個室へ

・同僚と話し合いたい時はオープンエリアへ

・気分転換したい時は自宅やカフェで

 このように「仕事に合わせて働く場所を変える」柔軟な働き方が、近年のテレワークやABW(Activity-Based Working)の広がりとともに注目されています👀

 先日、産業・組織心理学研究,37(1),33–49に掲載の論文「フレキシブル・オフィス利用における従業員の自律的な工夫とテレワーク化の影響に関する探索的検討」遠藤一・薄良子・正木郁太郎(2023)について、業界・職種が異なるメンバーと意見交換をしました👄

 オフィス環境はウェルビーイングや生産性向上の重要な手段であり、影響に関する研究は進んでいますが、働く人自身がどのように主体的にオフィスを活用するかについての研究はまだ十分に行われていないそうです💦
 フレキシブルな環境で働く人々が、どのような理由で物理的な活動場所を選択肢、工夫をしているのか、さらにその背景にある要因は何か!?

 この論文の総合的な考察(一部抜粋)として、

①業務上の制約と自律性の現実
・従業員は業務内容による制約(紙・備品の使用、会議・イベント準備)を多く負い、自由に場所を選べる時間は全体の4割程度にとどまった。
• 活動場所の選択も限られ、自由に使われた空間は平均2.24種類にすぎなかった。

フレキシブル・オフィス環境でも、実際の自律性は理論通りには広がらず、制約下での選択となる🤔

②場所・時間を活用する自律的な工夫

業務上の制約(紙資料・移動・会議等)がある中でも、従業員は場所選び・時間配分を工夫し、集中と効率化を図る自律的な対応を行っていた。

(例)「出社した時は、〇〇の仕事をする」「まとめてやる」など。

③集中とコミュニケーションの両立課題

オフィス空間は、集中・プライバシーとコミュニケーション促進の間で、トレードオフ構造を持つ。
間仕切り➡️集中・プライバシー確保

オープン➡️ コミュニケーション促進

フレキシブル・オフィスでは、固定席に比べて、同僚・上司との自然な接触機会が減少し、話しかけづらい状況が生まれやすい😱

【従業員の主体的な工夫💡】
・課題を克服するため、従業員は独自の工夫を行っていた✨
・目当ての相手の近くに着席する💕
・相手の行動を読み、タイミングを見計らって接触を図る😊
こうした行動は、場当たり的ではなく計画的な工夫だった。

<メンバーから出た意見は?>

固定席支持派💺

・自分の決まった席がある(パーソナルスペース)という点に、安心感がある。

・お気に入りの飾り物やカレンダー、私物も置けて、好きな空間に整えられる。

・自分しか使用しないので、他者に気を使わなくて済む。

テレワーク支持派💻

・人の目に触れず、音楽・香り・椅子など、集中できる環境が整えられる。

・通勤のストレスから解放される🚃

フリーアドレスの不満が続出😥

フリーアドレスと言っても、役職者を中心に、いつも同じ席に座っているので、暗黙的に他の人が座りにくい。

・荷物の移動が面倒くさい(個人のロッカーがない)💦

・作業スペースの混雑状況が分からず、PC抱えて、あちこち場所を探すという余計な動きが増える。

・整理整頓や清潔さが維持されていないこともあり、不快な気持ちになることがある😒

・会議室が足りず、出社してもオンライン参加になることもある😣

 フリーアドレスという新しい職場環境が、必ずしも社員に受け入れられていない、逆に作業効率を下げてしまっているケースもあることが分かりました👀

 またコロナ流行が落ち着いて以降は、テレワーク禁止になっている企業も見られ、業界の特性や企業ごとの文化によって、簡単には「よしっフレキシブルに!」とはいかないようです💦

企業も制度導入ありきではなく、社員の声に耳を傾けながら、その会社に合った働きやすい職場づくりや働き方に取り組んでほしいですね。

ちなみに、筆者は基本、固定席が好きですね~💕💕

気分転換に共有ワークスペースがあったり、月・金はテレワークが理想です(笑)。

「やめて!」が逆効果になる理由とは?〜禁止されるとやりたくなる心のメカニズム〜

”伝え方”に関する本もたくさん書店で見かけますが、プレゼンテーションに限らず、日常から、何気ない一言でも、相手に気持ちよく行動に移してもらうには、ちょっとした”伝え方の工夫”が必要だなぁとつくづく思います。

トイレでも、当たり前に見かけるポスター✨

「いつもきれいに利用してくれて、ありがとうございます。」

「汚さないでください」や「汚したら罰金」よりは、感謝されるような表現の方が、協力したい気持ちになるものです。

  • 遅刻しないで」と伝えたのにまた遅れきた😱

  • 「騒がしい教室で、静かにして」と訴えても、好き勝手におしゃべり

実は、「〜しないください」われるほど、逆にその行動したってしまう・・・そんな心理現象が、たち日常数多くんでいるです。

なぜ「しないで」われると、したなるか?

<1. 皮肉過程理論(Ironic Process Theory)>

早速、実験をしてみましょう👀

可愛いですよね・・・💕

「今から、パンダのことを考えないようにしてください」

いかがでしょうか?

「パンダのことを考えないで」と言われても、頭の中は、かわいいパンダちゃんで溢れていませんか?(笑)。

これ、仕方がないことなんです。

「何かを考えないようにすればするほど、かえってそのことが頭から離れなくなるいう現象です。

例えば、禁煙やダイエットなども、「タバコを吸わないようにしよう」「食べないようにしよう」と強く意識すると、逆にタバコや食事のことばかり考えてしまい、うまくいかないことがあります。

<2. 心理リアタンス(Psychological Reactance)>

自由われると、本能反発する。

たとえば、「スマ見るな」われると、むしろ見たくなる💦

「駆け込み乗車は、お止めくださーい」と言われると、一斉に駆け込んでしまう😅

✅現象が発生するまでのプロセス

自由の認識
人は、自分が自由に選択できる状態を好み、それを当たり前の権利として受け止めています😊

自由への脅威
他者や環境によってその自由が制限されると、人はそれを「脅威」と感じ、違和感を覚えます😥

反発する感情
自由が脅かされることで、怒りや不満、不安などの感情が芽生えます😡

行動としての抵抗
人は失われた自由を取り戻そうとし、意図的に制約に反抗する行動を取ることがあります。たとえば、禁止されたことをあえて行ったり、制限を加えた人に対して反発したりすることなどがあげられます🤬

人間は、無意識に自分の人権を守ろうとする心理が働くのですね。

3. カリギュラ効果(Caligula Effect)

この先って、何があるのだろうか?

人間は、好奇心の塊です🎵

そう、これもまた、禁止れると、かえってなる🤔

かつて過激内容上映禁止映画『カリギュラが、かえって注目集めことからけらこの効果です。
「関係者のみ」「マル秘」と書いてあると、見たくなりますよねー(笑)。

「押すなよ、押すなよ」のダチョウ倶楽部の世界にも近い!?

このような心理的現象を考えると、わたしたちは相手に明確にやめてほしいことを伝えたり、必要な注意を伝える努力はしていますが、相手はやめるどころか、むしろ言動の強化につながる”伝え方”をしてしまっている可能性があります。

<どのように伝えれば良いのか?>

ここ有効が、肯定言い換えです👀
やめて!」「~しないでほしい」ではなく「〜くれる嬉しい、助かる」、相手のメリットを追加した伝え変えるだけで、与える印象が変わります。

シチュエーション NG表現 better表現
作業中に雑談が多くて集中できない

「うるさくしないで」

「騒ぐな」

「集中して作業できるように少し静かにしてくれもらえると助かります」
報連相が不足している

「ちゃんと報告して」

「また報告が抜けた」

「進捗を共有してもらえると、安心してサポートできるよ」「報告が聞けて嬉しかったです」
約束を守らない 「遅れないで」「ドタキャンしないで」 「予定通り来てもらえると、みんなが喜びます」「一緒にスタートできます」

資料が雑で

読みづらい

「字がきたない、こんな雑に書かないで」 「もう少し丁寧に書いてくれると、内容が伝わりやすくなるよ」「一緒に情報を整理してみましょうか」

<まとめ✍>

注意する」こと時に必要ですが、それ以上大切伝え工夫です。

そんな筆者も、「あれっ?今の伝え方は、ネガティブに伝わっていないかな??」と、自問自答する日々です(苦笑)。
しないで」伝えたくなるときこそ、反応っておくことで、無用対立誤解防ぐことできます。

これらの心理現象総合すると、「〜しないで」という否定命令は、

  • かえってその行動意識せ(皮肉過程)

  • 自由奪うこと反発生み(リアタンス)

  • 興味かき立てしまう(カリギュラ効果)

と、ない行動促進しまうです。

もし「ってわらない」とストレス感じたら、言い方ほんの少し肯定的に変えてみることから始めてせんか?

ドーピングについてあらためて学んだこと~スポーツの「公平性」と心の葛藤~

ドーピング」という言葉したことある多いではないしょうか。

Olympicや国際大会などでは、陸上やフィギュアスケートなどの競技で「ドーピング検査」や「ドーピング違反」という言葉が報道されることがあります。

先日、スポーツ有識者から直接お話伺う機会あり、あらためてドーピングについて学ぶことで、多く驚きした👀

<ドーピングか?(おさらいの意味もふまえ)>

ドーピングは、競技能力増幅させる可能性ある手段(薬物あるいは方法)不正使用すること
言い換えば、本来自分以上パフォーマンスを、不正方法引き出す行為ともいえます👿

<なぜドーピング禁止れるか?(そもそも?)>

ドーピング禁止れる理由は、大きく3側面あります☝

①スポーツ公平性守るため
スポーツは、同じルール条件選手同士競い合うことに意義あります。ドーピングこの「公平性」根底から否定し、スポーツ価値損なう行為です。

②選手健康守るため
ドーピング使用れる物質方法は、本来治療目的使われるものあり、健康状態使用すると重大副作用引き起こす可能性あります。心筋梗塞肝臓障害、腎臓障害といった深刻健康被害報告ています。

③社会影響防ぐため
トップアスリートによるドーピング行為は、青少年はじめするスポーツ愛好者悪影響かねせん。健康被害リスク軽視したり、倫理風潮生まれる可能性あり、スポーツ全体信頼揺るがす事態招きます。

<ドーピング歴史(最初の発覚は?)>

ドーピング歴史1886自転車競技において興奮使用による死亡事故報告ています
その後も、1960ローマオリンピックでは自転車選手死亡事故り、この出来事きっかけとして、1968グルノーブル冬季オリンピックおよびメキシコオリンピックから正式ドーピング検査導入れるようなりした。

<どのような薬物が使用されるのか?(目的や身体への影響)

ドーピングられる薬物は、さまざま種類あります。
以下代表もの紹介ます。

・アナリックステロイド
筋肉増強する目的使用れる薬物です。副作用として、冠動脈疾患、肝臓障害、腎臓障害、HDLコレステロール低下、不妊症、頭髪の脱毛、部分的に多毛などます。筋トレブームも影響し、効果が出ない人は、摂取方法を変えたり量を増やしたりと、なかなかやめられなくなり、依存性の危険も指摘されています😱

・成長ホルモン・インスリン
筋肉の肥大を促す作用がありますが、過剰な使用は健康への深刻なリスクを伴います。低血糖の場合、意識障害や昏睡に至る危険性もあります。高血糖の場合も、長期的に合併症を引き起こすリスクがあります😰

・β作用
心臓気管支作用し、収縮呼吸機能高めようするです。喘息治療使われる気管支拡張は、ドーピング禁止リスト該当するものありますが、一定条件下では使用認めていますこのよう治療目的適切使用する場合、申請により使用認めますこれを「治療使用特例(TUE: Therapeutic Use Exemption)」といいます。

ただし、競技時に尿濃度基準超えると、たとえ治療目的あっドーピング違反れる可能性あります。そのため、医師診断事前申請必須です🧐

・アンフェタミ類・コカイン・エフェドリン
中枢神経興奮せ、短期パフォーマンス向上ようます。
なお、漢方薬エフェドリン含むものあり、注意必要ですたとえば、葛根湯、散、小青湯、麻黄など該当ます。漢方薬は生薬由来で身体にやさしい印象でしたが、どこでも入手できるので注意が必要です😨

エリスロポエチン
赤血球新生促進し、酸素運搬能力・持久力高める作用あります。過剰投与により、慢性腎不全や貧血を進行させます😥

・利尿
体重減少たり、尿禁止薬物濃度低下させる目的使用れることあります😫

このように、一見治療使われる薬物が、使い方誤ると、選手生命にも影響する健康害する危険手段なるです💦

特に腎臓の機能低下は、元の状態に回復させるのが極めて困難と言われています。

他者催眠」ドーピング該当!?>

他者催眠とは、第三者が選手に対して催眠を施し、意識や感覚、精神状態に影響を与える行為を指します。例えば、痛みの感覚を鈍らせる、極度の集中状態を作り出す、といった目的で用いられることが考えられます🤔

実際に他者催眠が行われたいたかどうか、事実確認は難しい気もしますが、ルールは「不正競技能力高める手段」該当すると判断れる可能性あるそうです。
スポーツでは、薬物だけなく、あらゆる不正パフォーマンス向上手段排除するため厳しい基準設けいることを、あらためて理解しました。

<まとめ☝

ドーピングの薬物は、医療機関や専門のルートから入手している印象でしたが、一般のわたしたちでも簡単に入手できるものも多くありました💦

なごみ薬局の記事によれば、国内のドーピング陽性報告のうち、約40%がうっかりドーピングとのデータもあり。

育毛剤、花粉症治療薬のベタメタゾン、その他、のど飴からも指定薬物成分が検出😱

毎年情報が更新される薬物成分もあるため、選手はもちろん、監督・コーチ・関係者も含めて、詳細なチェックとフォローが必要ですね。

によっては、「金メダル獲得ば、本人だけなく家族関係豊か生活保障れ、英雄としてられる」れる場合あります。
そんな重要大会挑むアスリートにとって、選手生命最高パフォーマンス発揮するため手段選択られることは、計りない葛藤伴うしょう💦

それでも、わたしたちは、正規に鍛え上げられた肉体や精神力の限界を目の当たりにするからこそ、スポーツ(人間)に感動し、夢を見るのだと思います😊

ことばは「声」よりも先に「こころ」で育つ~乳幼児期の言葉の発達~

先日、言語聴覚士の先生から「乳幼児期の言葉の発達」についてお話を伺う機会がありました。

すっかりオトナになってしまった今、乳幼児期を振り返ることは、まずなかっただけに、とても興味深いお話でした👂

赤ちゃんは、生後3ヵ月位から、自分が発声したときに養育者からすぐに応答されることを望んでいるそうです

(⋈◍>◡<◍)。✧♡

かわいい( *´艸`) かまってちゃんモードが発動しているんですね!

たとえば、ある実験で、赤ちゃんの発声にすぐ反応した場合と、少し時間を置いて反応した場合を比較したところ、すぐに反応された赤ちゃんの方が、

声を出す回数が増加したという結果が得られました👀

<実験場面>赤ちゃんが声を出したら即座に声掛けをする

<コントロール場面>実験者の合図に従い声掛けをする

筆者自身が赤ちゃんだった時に、母や父がすぐ応答してくれていたかは、もちろん、わかりませんが😅

こ、こ、これって乳幼児の言葉の発達においてかなり重要なことではないでしょうか。

忙しい家事や仕事をこなす中で、赤ちゃんの発声にすぐの応答が難しい、大変なご家庭もあるはず!?

こんなところにも社会的支援が必要なのかもしれない🧐

もしくは、赤ちゃんの声に、自動で反応するロボ(育成サポートグッズ)の開発!?

赤ちゃんは漫才師気分で、「こっちは、ボケてるんだから、ちゃんとツッコミ入れてね!と、思っているのかしら!?(笑)。

ふと思い出したのは、昔友人が赤ちゃんをあやしていた場面。

赤ちゃんが「アー」と言った瞬間、友人は嬉しそうに顔を近づけて、

「あらぁ🎵今しゃべったよね〜!」と即レス😊💕

その赤ちゃんも嬉しそうな笑顔を見せていたのが印象的でした✨

また、赤ちゃんに話しかける際に、ただ声をかけるだけでなく、抱っこや撫でるなどの触れ合いを加えると、赤ちゃんは「この人は特別な人だ」と感じやすくなるそうです。

それが信頼や安心感、つまり「愛着(アタッチメント)」へとつながっていくと言われています。

ここで、「マザリーズ」という面白いキーワード✨

赤ちゃんに話しかけるときに声が高くなったり、「〜でちゅねぇ」「そうでちゅか」「よちよち〜」などの赤ちゃん言葉を使うことがありますよね👶

誰に教えてもらったわけでもなく、自然とこちら側も赤ちゃん言葉になってしまいますが、この話し方は、赤ちゃんが言葉のリズムや抑揺を学ぶ助けになるそうです👀

さらに、生後半年ほどになると赤ちゃんはオトナの表情の違いを見分けられるようになります✨

笑っているかどうか、楽しそうに話しかけているか、赤ちゃんはしっかりと感じ取っているんですね😋

ちなみに、Kaplanら(2001年)の研究によると、産後うつ傾向のある母親が赤ちゃんに話しかける際、通常の「マザリーズ」と比べて、声のトーンや感情表現が平坦になることが指摘されています😰

この変化は赤ちゃんの注意や学習能力に影響を与える可能性もあり、母親の産後うつが赤ちゃんとの相互作用に与える影響を示す重要な研究として紹介されています🧐

ことばは「声」よりも先に「こころ」で育つ🍀

赤ちゃんがはじめて言葉を発する瞬間は、ただ音を真似しただけの出来事ではなく、毎日の温かいコミュニケーションの積み重ねの中で生まれていると感じました😊

うまく言葉にできない時期でも、「わかってくれている」と感じる体験が、赤ちゃんの中に「ことばの種」を植えていくのだと思います。

日本の、いや世界の宝、大谷翔平選手⚾&真美子夫人🏀

第一子誕生、おめでとうございます👏

試合で忙しいので、赤ちゃんのそばにいられる時間は限られるかもしれませんが、大谷パパのマザリーズのような話し方、ちょっと聞いてみたいですね(笑)。

新入社員対象コンプライアンス研修in富山

新年度、最初の研修は、富山県🚅

新入社員を対象としたコンプライアンス研修を担当しました。

法令順守の重要性、どんなきっかけで情報漏洩してしまうのか、ステークホルダーへの影響度、ハラスメントが起こりやすい環境、アサーティブ・コミュニケーション、ストレス対処など。

配属される職種はそれぞれ異なりますが、活発にグループワークにも励んでくれました。

ひとりひとりが主役となって、元気に成長してくれると良いな。

世代感GAPや家族構成、怒られ免疫の有無など、個人により感じ方が異なるため、ハラスメントは難しい問題です。

富山もちょうど桜の満開を迎え、今年は本当に暖かい。

前泊が必要のため、早めに現地入りしたい気持ちもありましたが、仕事が終わらーん(汗)。

高崎駅には夕方に到着して、路面電車を待っていたら👀

な、なんて、可愛いのーーーーヾ(≧▽≦*)o

前方からせまってくるのは、ドラえもんトラム

たくさんの外国人の方も、待ち構えて写真撮影していました📸

先頭には乗客を見守るように、ドラえもん車掌さんの姿が!?(❁´◡`❁)

幸せな車内、こどもも喜ぶよねぇ💕(#^.^#)💕

延泊して観光したいところだけれど、東京での仕事がてんこもり💦

富山駅に到着すると、あらっ🎵

ハットリくんもいるじゃない( *´艸`)

ついつい写真を撮ってしまうよねぇ💕ニンニン🎵

富山気分を味わうために、富山駅構内のきときと寿司へ🌊

この時期はホタルイカのベストシーズン✨

ホタルイカの刺身も楽しめるようです。

そんなことを書きながら、筆者はどど、どうもホタルイカが、ににに苦手でして(汗)。

小さなエイリアンに見えてしまい、怖いのです。

完全な食わず嫌いですね💦

新年度の決意、良いお買い物ができて嬉しかった話

ほぼ満開のタイミングで仲間と桜🌸を眺め、早いもので新年度突入😊

毎年恒例のぴりつき感も味わいつつ、「やるぞ!」という気合とともに、少し背筋が伸びるような感覚があります。

シーズン乗り切るためにも、まずは体調をしっかり整えること💪

無理をし過ぎるなよ、自分(笑)。

やりたいこと、やらなくてはいけないこと、着実に丁寧に進めていきます。

そして、物事を、あらゆる角度から眺めてみることも忘れないようにしよう。

久しぶりにJINSさんでメガネを新調しました✌

メガネ市場って、ほ、ほ、ほ、本当に進化してるんですね✨(筆者が疎いだけ!?笑)。
フレームや色の種類が増え、お手頃価格、軽量、かけ心地、機能性(ブルーライトカットや花粉対策)、偏光レンズなど、いろいろな商品が発売されているのは知っていましたが、

そんな中、見つけたのが「目が小さく見えにくい眼鏡」👀

レンズの構造に工夫があるとはっ!!

さらには、「チークカラーレンズ」👀
これ、頬の部分にほんのり血色感をプラスして、まるでチークをつけたかのように見せてくれるという(凄っ)。

「見えにくい」を解消する目的のメガネが、ここまで潜在ニーズを掘り下げて、新しい商品開発につなげていることに、巨大リスペクト👏👏👏

お客様のリアルな声を商品にすることも大切ですが、商品企画や開発に携わる人たちがものすごく創造性が豊かでなければ生まれないと感じてしまいます。

店頭で2つのデザインで悩んでいたとき、思い切って店員さんに「どっちが似合いますか?」と声をかけてみました(客観的な意見も参考にしたい派😆)。

すると、用途や普段のファッション、今使っている👓についても質問してくれて、「どちらも素敵ですが、こちらのほうが柔らかい印象で、普段使いにもお仕事にも活躍してくれそう」と、やさしくアドバイスしてくれました。

「うん、もう買う!!!💕🤩💕」

きちんとヒアリングをしてくれて、おススメ理由を伝えてくれると、すっと心が決まるんですよね。

そうやって、短い時間の中でも、自分に寄り添ってくれていると感じると、嬉しくなってしまうのです!!

筆者が選んだのは、「目が小さく見えない」+「ブルーライトカット」をオプションに🎵


とても軽くて、つけ心地もふんわり、目もぱっちり\(^o^)/

今後はこういうやりとりもタッチパネルになってしまうんだろうなぁ(寂)。

やっぱり素敵な店員さんに接客されると、「良い買い物ができた」という満足感がついてくる。

商品だけでなく、購入したときの情景も記憶に残るので、単なる消費行動ではなく、感動体験に。

「ありがとうございました」とニッコリ送り出され、こちらもニッコリ返しでお辞儀してみたり

ヾ( ̄▽ ̄) Bye~Bye~

きっと店員さんは、いつもの当たり前の接客をしてくれたのかもしれないけれど、人を介さないお買い物にも慣れている近頃だからこそ、リアルな接客の温かみを感じてしまいました。

新年度も、このニューメガネとともに頑張るぞ!!

<その2>ストレスは測れても、休めない!?—忙しい上司と部下の関係性(LMX理論)

「職場で困っているのに、上司に相談しづらい・・・😰」
「周りはうまくやってるのに、自分だけ取り残されている気がする😱」
そんな“話しかけにくさ”や“見えない壁”を感じたことはありませんか??

いま、多くの職場では人材不足が深刻化しています💦

その結果、上司が忙しくなりすぎて、新入社員や若手の不安や悩みに丁寧に向き合えないことが増えています💦
こうした「関係のすれ違い」について、LMX理論(Leader-Member Exchange Theory)を取り上げてみます
この理論を通して、「なぜ相談しにくい空気が生まれるのか」「どうすれば人間関係のストレスを減らせるのか」を考えてみましょう。

<LMX理論とは?👀>

LMX理論は、「上司と部下の関係性の質」が、その人の働きやすさ・やる気・ストレスレベルに大きく影響するという考え方です🧐

つまり、同じ仕事をしていても、“上司との関係”が違えば感じるストレスもまったく違う、というわけです。

この理論は、1970年代にアメリカの心理学者**ジョージ・グレーン(George Graen)らによって提唱されました☝
当初は“垂直的ダイアド・リンク理論”と呼ばれていましたが、のちに「LMX理論」として定着しました。

<2つのグループ>

LMX理論では、上司は部下を知らず知らずのうちに以下の2つのグループに分けて接する傾向があるとされています。

◆イン・グループ:信頼され、対等なやり取りが多く、仕事の自由度も高い

◆アウト・グループ:形式的なやり取りが中心で、必要最低限の関わりにとどまる

この違いが、成長スピード・メンタルの安定・職場の満足度などに大きく影響します🤔

<日常的な具体例(新入社員と上司のやり取り)>

開発チームに配属された新入社員の山本さん✨
初めての業務で戸惑っていると、上司の大谷さんが「今の作業、つまずいてるところある?」「コードレビュー前に一緒に確認しよう」と具体的に仕事の内容をもとにサポートしてくれます。
山本さんは「質問していいんだ」「自分のことを気にかけてくれている」と感じ、安心して仕事に取り組むことができます。これがイン・グループの状態です💕

一方、同じチームに所属している新入社員の佐々木さんは、「仕様書を見て進めておいて」とだけ言われ、作業のフォローもなく、質問しても返信は素っ気ないものばかり💦
「もうあまり聞かない方がいいかも・・・」と感じ、孤立感が強くなっていきます。

これはアウト・グループの状態です😒

同じ部署・同じ仕事でも、「関係性の違い」だけで、まったく違う働き方・感じ方になるのです👀

<人材不足とLMX理論の関係>

上司が多忙になると、どうしても「信頼できる人」に仕事を集中させがちです💦

→前回ブログ<その1>にも書いた”役割過負荷”です。
その結果、イン・グループのメンバーには負荷が集中し、アウト・グループのメンバーは放置されていく・・・😱😱😱
こうした関係性の偏りが職場に広がると、チーム全体の雰囲気がぎくしゃくし、ストレスが蔓延してしまいます😱😱😱

<LMXの質を高めるには?>

LMXの質を高めるには、以下のような工夫が有効です。

1.メンターシップ型のリーダーシップ

「大丈夫?」ではなく、「今どのタスクをやってる?困ってる点ある?」と具体的に尋ねる

2.役割と裁量のバランスを調整

一部のメンバーにだけ負担が集中しないようにする

3.心理的安全性の確保

考えや不安を打ち明けやすい関係性を構築する

これらは上司だけでなく、先輩社員や周囲のメンバーにもできるアクションです👀

<まとめ✍>

Z世代が求める「関係性」とは?

筆者は日頃から企業の人事担当者と意見交換をしていますが、新入社員の傾向として

・失敗を過度に恐れる傾向があり、心理的安全がないとアクションを起こしにくい

・人間関係は広く・浅く・効率的のため、深い関係構築に時間がかかる

・年齢差のある人とのコミュニケーションに苦手意識を持ちやすい

という話をよく聞きます👂

そんな中で求められる上司像として、

◆否定せず、状況を丁寧に確認してくれる、THE・安心感上司

◆仕事の進め方を具体的に示してくれる、THE・できる憧れ上司

◆自力で「できた感」を高めてくれる、THE・モチベアップ上司

ではないでしょうか?

相手に寄り添える存在になること、これからの職場で必要とされているのです。

上司も部下も、お互いが話しやすい、話しにくい、相談しやすい、相談を躊躇う・・・相手によって感じる“見えない壁・違い”に気づくことが、関係性を良くする第一歩になるかもしれません。