つい先日、交流のある学生さんから「就活終了しました!」と嬉しい報告をもらいました。就活の荒波を乗り越えた姿は、どこか大人びて見えるものです😊
例えば、緊張して声が震えちゃったり、面接で自己PRが思うようにできなかったり。
そんなストレスがかかった時に、心をそっと守るために働く“無意識のメカニズム”があるんです。
それが 防衛機制✨
心理学的には、ストレスへの対処法(コーピング)は大きく分けて2種類あります。
◆無意識的な対処(防衛機制)
◆意識的な対処(適応的コーピング)
今回は、そんな 無意識な対処(防衛機制 )について深掘りしていきます!
<防衛機制とは?>
防衛機制は、ジークムント・フロイトとその娘アンナ・フロイトによって体系化された概念で、個人が不安やストレスを和らげるために無意識に働かせる心理的なメカニズムです。
基本的には人間特有という点も尊い✨
(動物にも類似した反応が見られることがあるようです)
ただし、防衛機制が過度な場合は、心理的な問題を引き起こすこともあります。
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フロイトは人間の心の奥底にある無意識の世界を探求
現代心理学の基礎を築いた偉大な人物
では、具体的に就活のシーンで防衛機制がどのように働くのか、見てみましょう。
| 防衛機制 | 説明 | 就活での具体例 |
|---|---|---|
| 抑圧(Repression) | 受け入れがたい記憶や感情を無意識に押し込める | 面接での失敗を無意識に忘れようとし、別の話題に没頭する |
| 否認(Denial) | 現実を認めずに否定する | 「実は本命じゃなかった」と思い込もうとする |
| 投影(Projection) | 自分の感情や特性を他者に投影する | 面接官の態度が冷たかったのは、自分が緊張していたせいではなく、面接官がそもそも嫌な人だからだと思い込む |
| 置き換え(Displacement) | 本来向けるべき対象ではなく別の対象に感情をぶつける | 家族や友人に八つ当たりする |
| 合理化(Rationalization) | 行動や感情にもっともらしい理由をつける | 『自分にはもっと向いている業界があるはず』と考えて落ちた理由を正当化する |
| 同一化(Identification) | 他者の特性を取り入れ、自分のものとする | 成功した先輩の面接の話し方やエピソードを次回の面接で真似する |
| 退行(Regression) | 幼い行動で不安を和らげる | 面接のショックで、家で何もせずゴロゴロする |
| 昇華(Sublimation) | 社会的に望ましくない衝動を適応的な形で表現する | 次の面接に向けて、話し方の練習や模擬面接を頑張る |
<防衛機制=現実逃避?>
ここで素朴な疑問。防衛機制の抑圧、否認、投影、置き換え、合理化、退行は、
ぶっちゃけ現実逃避になりやすいのか?」
| 防衛機制 | 説明 | 現実逃避になる場合 |
|---|---|---|
| 抑圧 | 受け入れがたい記憶や感情を無意識に押し込める | 反省も対策もしない |
| 否認 | 現実を認めずに否定する | 問題に向き合わない |
| 投影 | 自分の感情や特性を他者に投影する | 自分のミスを認めず、他人に責任転嫁する |
| 置き換え | 本来向けるべき対象ではなく別の対象に感情をぶつける | 周囲へ八つ当たりする |
| 合理化 | 行動や感情にもっともらしい理由をつける | 納得するが、根拠がない |
| 退行 | 幼い行動で不安を和らげる | 無気力になり、何も手につかなくなる |
<まとめ✍>
防衛機制が現実逃避になるかどうかは、その後の行動次第
例えば、落ち込むこと自体は悪いことではありません。
短期的(瞬間的)には、優れたストレス対処とも言えます。
その人の思考の癖により、それぞれの防衛機制の現れ方や程度も違ってくるでしょう。
そのまま現実から逃げ続けるのではなく、「昇華」「同一化」などの適応的な防衛機制や、意識的な対処法(その2で取り上げます)と組み合わせることで、健やかな心理状態の維持、成長や問題解決につなげることも可能です。
そんな筆者も、「退行」「否認」「合理化」はしょっちゅう発動されているような気がします(苦笑)人間だもの!!💦